家計の見直しシリーズ3 個人年金保険のメリット・デメリット

個人年金保険のメリット・デメリット

こんにちは。はぴパパです。家計の見直しシリーズも第3回。これまでは、生命保険を特集してきましたが、今回は『個人年金保険』です。

個人年金保険とは

イメージとしては、貯蓄型生命保険と近いです。
『60歳まで保険料を支払い、60歳から年金として、一定期間受給する』
といったような内容です。

最近は、低金利の煽りを受けて、保険会社にウマミが少なくなっているようで、取扱が減ってきているようです。
また、条件も各社違いがあるようで、払込期間、受取方法など違うようです。

メリット
支払った分以上が返ってくるため、貯蓄として使える
超低金利の今は、銀行の定期預金に入れるくらいなら、貯蓄型も検討したい

デメリット
満期前の解約は元本割れのリスクがある
将来、金利が上昇した場合、古い契約の低金利のままで相対的に損をすることもある
→ 契約期間が長期になりやすく、インフレリスク等も発生する

個人年金保険料控除で税金が安くなる!

生命保険と同様、個人年金保険もココが最大のメリットと考えます。
そして、生命保険料控除と一緒に使えます!

所得税の控除額。生命保険と同じ、お馴染みの表。
年間の支払保険料等控除額
20,000円以下支払保険料等の全額
20,000円超 40,000円以下支払保険料等×1/2+10,000円
40,000円超 80,000円以下支払保険料等×1/4+20,000円
80,000円超一律40,000円

住民税の場合は別表になります。

年間の支払保険料控除される金額
12,000円以下全額
12,000円超 32,000円以下支払保険料×1/2+6,000円
32,000円超 56,000円以下支払保険料×1/4+14,000円
56,000円超一律 28,000円

詳しくは、国税庁のサイトにあります(分かりにくいですが・・・)

金利が”ほぼ”0%としても、控除額を考慮すると大変魅力的に感じます。
生命保険とは別であることも重要で、年末調整で対応が可能です。

貯蓄型の生命保険とほぼ同じ感覚で利用できるのではないでしょうか。

ちなみに、生命保険料控除、個人年金保険料控除と同様のものに、『介護保険料控除』があります。
こちらは、貯蓄型のものが非常に少ないそうで、生命保険、個人年金保険ほどオススメは出来ないです。
ファイナンシャルプランナーに相談したことがありますが、同じ見解でした。

具体的にどれくらいお得?

私が加入しているものは、月5000円(年間6万円)、金利はほぼ0、60歳満期のものに加入しました。
こちらで、25年間払うつもりです。
6万円で受けられる控除は、
所得税:3.5万円
住民税:2.9万円
となります。
節税額は、所得税率20%、住民税率10%とすると、
3.5 × 0.2 + 2.9 × 0.1 = 7000 + 2900 = 9900 円
税金が安くなります。

ざっくり、年間6万円の支払いで1万円税金が返ってくるのです。
※住民税は翌年の支払額が変わるなど、正確な表現ではありません。

25年で、約25万円の節税。支払いは 6万 × 25年 = 150万円。
まぁ、今の金利から考えて悪くないですよね。

皆さんも検討してみてください。

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